「最近躓くことが増えた」
「段差じゃないのにひっかかる」
高齢者の方やご家族から、こういった相談をよくいただきます
年齢のせいだと思われがちですが、実は身体の“動きの質”の変化が大きく関係
しています。
ここでは、現場でよくみられる原因と、今日からできる予防ポイントをまとめました

①足が上がりにくくなる(クリアランスの低下)
つまづきの一番多い理由です
歩くとき、地面から足がどれくらい離れるかを「遊脚クリアランス」といいます
この高さが少し下がるだけで、段差や敷居にひっかかりやすくなります
足が上がりにくくなる主な背景
・股関節や足首の硬さ
・太もも付け根の筋力低下
・姿勢の前傾
「足が重い」「すり足っぽい」と感じる方は、ここが要注意です
②歩幅が狭くなる
足幅が狭い=重心が前に進みにくい状態です。
お尻や太ももの筋力が低下すると歩幅が小さくなり、つまづきやすい“ちょこちょこ歩き”
になりがちです
歩幅が狭い方ほど
・段差につまづく
・方向転換でふらつく
というケースが増えます。

③バランス・反応の低下
歩くときは一瞬、一瞬が片足立ちの連続です
バランスが落ちていると、「つまづいたけど立ちなおせなかった」という
転倒につながります
さらに加齢に伴い、反応速度が遅くなるため、若いころなら踏み出せていた
“一歩”が出にくくなります。

④足首の硬さ
足首が硬いと、つま先が上がりにくく☞すり足☞つまづきやすい歩行
という流れになりやすいです
高齢者の歩行を見ていると「足首の硬さ」が原因のケースはとても多いです
⑤視覚や注意の問題
白内障などで足元が見えにくいと、段差への気づきが遅れます
また、歩きながら話したり、周りに気を取られていると注意が散漫になり、
つまづきに直結します
◇今日からできる“つまづき予防”の簡単ケア
※痛みがある方は無理せず、専門家に確認することをお勧めします。
・その場マーチ(足を軽く上げる習慣)
太ももを少し上げる意識が、足の振り出しを改善します。
・ふくらはぎストレッチ
足首が柔らかいだけで、つまづきは大きく減る可能性があります
・歩くときに“あと2cmだけ”上げる意識
これは意外と効果的で、現場でもよく使う指導です
・方向転換をゆっくり丁寧に
方向転換が苦手な方ほど転倒リスクが高いといわれています
急がずゆっくり、足をしっかり運ぶ意識が大切です
◇まとめ:つまづきは“歳のせい”ではなく、動きの癖の変化
高齢者がつまづく理由は、足が上がらない・歩幅が狭い・バランス低下・足首の硬さ
注意の問題など、いくつかの要素が重なって起こります
逆に言えば原因を見つけて正しくアプローチすれば、改善できる可能性が十分あります
GOODDAYでは、理学療法士が動作を丁寧に分析し、その方にあった改善プログラムをご提案
しています。
「最近つまづくようになった…」と感じる方はぜひ一度ご相談ください。

コメントを残す