~PTが現場で感じる“効く”運動3選
高齢者の転倒は、骨折や入院につながりやすく、「予防できるならしておきたい」と考えるご家族・施設スタッフの方も多いと思います。
ただ
“どの運動が一番転倒を減らすのか?”
と聞かれたとき、実は明確に答えられる人は多くはありません。
理学療法士として多くの高齢者を見てきた経験と、現場で感じていることを、できるだけわかりやすくまとめます。

◇結論:バランス×下肢筋力×継続
転倒予防の研究では、
「この運動だけしていたら絶対に転ばない」というものは現時点(2025年11月)ではわかりません
ただ、複数の研究と現場経験から
“これをやると転倒が減る可能性が高い”
と考えられる共通点はあります。
それが、
①バランス練習
②下肢筋力トレーニング
③継続できる環境を作る
この3つです
以下、具体的に説明します
①バランス練習
転倒の原因の多くは筋力より、
「バランスの崩れを戻せない」ことにあります
特に多いパターンは
・片足立ちが極端に短い
・後ろ方向のバランスが弱い
・足裏の情報をうまく使えていない
この3つ
▽効果が高いと感じる運動
・片足立ち
・足幅を狭くして立つ
・立ったまま上半身を左右に揺らす
・つま先タッチ・遠くに手を伸ばす練習
一般的には
「片足立ち3秒以下の方は転倒リスクが高い」
とされます

②下肢筋トレ
強い筋肉=転ばない
…というわけではありませんが、“立ち上がりの強さ”は転倒予防と関連が深いとされています。
よく使われる指標として
・5回立ちすわりの時間
・太ももの前の筋肉
などがあります
▽現場で最も効果を感じる筋トレ
・椅子からの立ちすわり運動
・軽いい段差の上り下り
・つま先立ち
これらは、歩くときの安定にもつながります
③継続できる環境こそ最重要
転倒予防の運動は、
「やった瞬間から変わるもの」ではありません
多くの方は
・1週間
・10分だけ
・思いついた時だけ
という形で止まってしまいます
しかし、運動をさぼると
・バランス機能は数日単位で低下
・筋力は1~2週で弱くなる
と言われています
▽継続しやすい人の特徴
・家族やスタッフが声をかけてくれる
・同じ時間に習慣化している
・グループで取り組んでいる
・目標がある
ここが整うと、転倒のリスクが下がる可能性があります。

◇まとめ
転倒予防で“本当に効果がある”と考えられている運動は、専門的にはこの3つです
GOODDAYでは
「転ばないために何をすればいいか」を、一人一人の状態に合わせて提案しています
いつでもご連絡お待ちしております

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